自分の寿命を考える
還暦を過ぎると、自分は何歳まで生きられるんだろうかと、多少なりとも考えると思う。
今まで病気らしい病気もしたことがない私でも考える。
そういう時、親、祖父母の享年を思い浮かべる。
現在父は92歳で、田舎で一人暮らしをしている。
「もうそんなに生きられない。」と10年くらい前から言っているが元気に食べきれないくらい料理を作り、庭仕事を楽しんでいる。
父方の母、私の祖母は99歳まで生きた。
酒もタバコも嗜んで、自由気ままな祖母だった記憶がある。
中学生の私に冷酒の注ぎ方で「酒は並々と注ぐもんだ。」とダメ出ししたり。。。
妹がまだ幼い頃に、「神様なんていないんだ。」と真面目な顔で諭したり。。。
好きなように生き、ストレスを溜め込まないことが長生きの秘訣か〜とも思ったが、
晩年は糖尿病を患い、インシュリンの注射をお腹に打っていたのを見たことがあるから、ずっと元気だったわけではないと思う。
父方の父、私の祖父は私が産まれる前に病で亡くなっているが、60歳前だったようだ。
こちらは自由気ままな祖母に振り回されて、苦労したと聞かされた。
母方の祖父母は、私の記憶にない頃に亡くなっている。
そして私の母は72歳でガンで亡くなった。
母の姉妹たち、4人中3人は同じ病で、72歳あたりで亡くなっている。
72歳は私たち(私と年子の妹)にとって気をつけなければならない年齢だ。
70歳を過ぎたらお祓いに行こうと、妹と話している。
寿命も遺伝だという人がいる中で、父や祖母の遺伝子を多く受け継いでたら。私もそこそこ長生きできるだろうか。
医学も進歩して、昔の助からなかった病気が、今は助かるようにもなっている。
人生100年時代とも言われてる。
突然の不幸がない限り、結構長く生きるかもしれない。
そうなると、どういう状態で長生きできるかが気になる。
妹は「大丈夫だよ。うちの親族に認知症はいないから。」と認知症の心配を打ち消してくれるが。。。
そもそも昔は認知症になる前に亡くなっているから。。。
いつどうなるかわからないけど、少しでも元気で寿命を全うしたいと思っている。
死はまだまだ先の事と思っていたが、還暦を過ぎると急に身近に感じるようになってきた。