二杯目のワイン

60代主婦の日常のつぶやきです。

ドラマ視聴から思ったこと

今期の秋ドラマも、続々と最終回を迎えている。


最近は、10時からのドラマを観るために起きているのがつらくなってきてるが、そこは録画視聴に頼りながら。。。


その中で、リアル視聴をしていたのが『いちばん好きな花』


今を生きにくく感じている人たち4人を主人公にしたドラマ。


視聴者は、この4人それぞれのどこかしらに「あるある」って感じると思う。


他人から見たら、ごくごく普通の人たち。
特別な家庭、特別な環境で育ったわけでもなく、ごくごく普通の人たち。


しいて言えば、4人とも繊細なのかもしれない。


今までのドラマだと、育った環境が変わっているとか、病気とか、波乱万丈の人生が描かれることがあるけど、この物語の主人公たちは、本当にごく普通の人。


波乱万丈と言ったら、この4人に関わる美鳥ちゃんだろう。


大きな事件もなく、ちょっと繊細な4人が織りなす心の葛藤物語。


こういうお話が、ドラマになる時代になったんだ~って思った。


『男女の友情は成立すのか』がこのドラマのコンセプトだったような。。。


今の私には、ドラマの感想を語り合う人も居ないので、感想とかを載せているYouTubeを見て、「ふんふん、なるほど~」と思ったり、「そうそう!」と共感したりしながら楽しんでいる。


その中で、やたら恋愛に結び付けたがる感想を述べる人が多いのをみて、やっぱりドラマ好きには、恋愛要素求める人が多いんだなぁ~と思った。


誰と誰がくっついて。。。とかね。


昔の(っと言うほども無いが。。。)男女グループが出てくるドラマは、そこで恋模様が当たり前にあったし、それがメインだったし。。。


ドラマの中でも言っていたが、「まずは友達から~」みたいに、恋愛関係より友達関係が下みたいな固定観念。実は私もひっかかる。


この歳になると、恋愛至上主義ってドラマ、ムズムズする。


昔は、ラブストーリー大好きでしたが(笑)


男女の友情が成立するかどうかは、私も美鳥ちゃんの言うように、どっちでもいいと思う。


ただ、本当の気心が知れた友達に出合える方が、恋愛より難しい気がする。


特に男女間では。。。


夜々と紅葉の関係を、夜々が「ある意味運命だね。」と言っていた。
なかなか巡り合えない関係だからなのかも。。。


そこで思い出した。


『ゆりあ先生の赤い糸』


特殊な家族のつながりを描いていたが、最後にゆりあは恋愛を選んだ。多分一般にはハッピーエンドと言うんだろう)


これもYouTubeなどでは、年下の彼とのピュアな恋愛をみんなが応援していた。


「ゆりちゃんのこと好きだから、一緒に住みたい。」ってプロポーズするんだけど。。。


私は、特殊な家族(夫と夫の年下の彼氏、夫が面倒見ていた女性(恋愛関係なし)とその娘たち、夫の母)との生活で、ゆりあが大変ながらも本当の信頼できる家族になっていく様子が好きだった。


でもゆりちゃんは、愛を選んだってことは、この家を出ていくんだ~と、めでたしめでたしの気分でにはならなかった。


なぁんだ。。ゆりあは、結局普通の幸せを求めるんだ。。。って(ゆりちゃんゴメン😓)


その年下の相手(とってもいい青年だとは思う)と、「運命の人だから」とやたら言うが、
そんなのわかるの?
今の環境から逃げ出すきっかけと思っているんじゃないの?って。。。


もちろん、『ゆりあ先生の赤い糸』って題で、赤い糸は、この年下の彼氏だけではなく、この数奇な運命で同居している家族ともつながっているって意味なんだと思うけど。


まぁ、ゆりあが幸せになるなるドラマだから、それがゆりあの幸せならいいか。。。


ただ、私はその後が気になった。


彼からのプロポーズを受け入れるってことは、今の夫(もう親友関係なっている)とは離婚して家を出て、それでもこの家で家族でカフェを開くから、通う生活するってことなのかなぁ~とか。。。


この歳になると、恋愛至上主義より、自分が自分らしく楽に生きられる場を求めての方に共感する。


そうそう、『いちばん好きな花』で言っていた、


『相手に価値観を押し付けちゃいけない』


『人それぞれ』


そうだよね~と、自分にも言い聞かせよう。