二杯目のワイン

60代主婦の日常のつぶやきです。

実家帰省サバイバル その3

(前回からの続き)


歯医者も2年ぶりだったらしく、初心扱い。
2年も行ってなかったんかい!と心の中で突っ込む。


無理やりねじ込んでの予約だったので、午前の最後で他に患者さんはいない。
問診表もモタモタしながらの記入で、歯医者さんをはじめ、スタッフの皆さんを待たせている状態に、私は焦ってしまうが、それは年寄りなんだもの仕方ない事と、自分に言い聞かせる。


普段、他人を待たせる事が大の苦手で、せっかちな行動をとりがちな私にとっては苦行ではあるけど、じっと耐える。


残っているのは下3本の歯(もう形は成していないが)、それを支えに入れ歯を作るか、総入れ歯にしてしまうか。


最初父は面倒なので、総入れ歯を希望していたが、歯医者さんからの丁寧な説明で(私に向けてであったけど。。。)


下の歯を総入れ歯にしてしまうと、支えがなくグラグラして物を食べられなくなる人が多い。残っている歯を支えに入れ歯を作れば、またその歯がいつまで持つか。。。それに口の中をきれいに保つ努力をしないと細菌が肺に入り、そこから誤嚥性肺炎になることがある。


亡くなった母は、割と早い時期に総入れ歯にしたが、うまく使いこなしていたようだが、まだそこまで年寄りではなかったからかな〜と思った。


本人はあと2年だと言っているが、その間、食べることしか楽しみがなくなった父から、物が食べられない状態になるのは避けたい。
数年後、残った歯がダメになった時はその時に考えればいい。
とりあえずは今が大事!今が快適で過ごせるようにしなくては!


そう言う事で、治療方針を決める。
本人も食べられなくなるのは嫌だと、歯を残しての治療に同意してくれた。


そして、娘さんがいる間にと、無理やり次の予約を私がいる間に入れてくれた。
私は、無理に予約入れなくても。。。と思ったが、歯医者さんも父一人で来るのは不安なんだと思う。
とりあえず、私の最低限の役目は終わった。


2回の治療を終え、
「あとは一人で通うんだよ、大丈夫?ヘルパーさんを頼もうか?」と聞いたら
「一人で大丈夫だ。」と言い、
歯医者さんにも「これからは一人で来ますから、よろしく。」と自分からあいさつしていた。
歯医者さんの方は不安そうだったが。。。


今回のことで、若い時より年老いてからの歯の大切さを改めて実感した。


午後は、家の循環器系の対策だ


先に来た水道屋さんが水漏れを見てくれて、寒い時期の水道管凍結が原因で、床下を切って直さなければダメなようだ。


元々築50年以上の家、「何処を切ってもいいから早く直してください!」とお願いする。


明日には来てくれることになり、急場しのぎの外の元栓の止め方を教えてもらい、シャーシャーと言う水漏れの音を聞きながらの夜は収まった。


そしたら、給湯器も壊れていることに気づいた水道屋さん(だと思っていた私)は、
「これもうちでも直せますが。。。」と言うではないか。


私は、給湯器は別の業者さんに連絡していて、「え!どうしよう、他の業者さんに頼んでいたんですけど。。。」と焦る。


そこに、給湯器の修理を依頼した業者さんが来て、鉢合わせ。


「水漏れと給湯器は別だと思って、別々にお願いしたんですが、一緒の方がいいですよね。」


「そうですね〜。」と言ったきり、両業者さんは私の反応を待っている。



普通に相見積もりとかもあるけど、もう金額は聞かず、「じゃあ早くやっていただける方にお願いします!」とした。


最初に来てくれた水道屋さん(だと思っていたが設備機器会社)の方が有限会社で社長が対応してくれて、給湯器の方も今週中と言ってくれて、
もう一方の方は、ちょっと大きい会社で「すぐにはできないと思う。」と言うことで、水道屋さんと(思っていた)の方にお願いすることにした。
「わざわざ来ていただいてすみません。」と丁重に頭を下げてお帰りいただいた。


全く、何で私がこんなことまでしなくちゃならないんだ!


父は、知らぬ存ぜぬで、庭仕事をしている。


家のことはこれで何とかなるが、明日から業者が来るようじゃ、家を空けられない。


最低でもあと一つ内科の予約を取らなくては。。。
いつにしよう。。。どうしたら業者さんとぶつからないで済むかと思案していたが、とりあえずは、連絡しなくては!とTELしたら、、、、


まさかの4月末まで予約が取れない。


そこまで私は居られない。6日には帰るんだから!


父は「慣れてる病院だから、一人で大丈夫だ。」と言う。


「何でこの病院にしたの?予約がこんなにとりにくいなんて、何かあったらどうするの!」と言ったら


「空いてるから。」と、予約患者しか受け付けないので、当然待合室は空いている。
待合室が混んでいる病院は、待たされるし、耳が遠いので、いつ呼ばれるかと気を張り詰めているのがしんどいらしい。


そう言うなら任せるしかない。
とりあえず、薬だけは受け取りに私だけで行くことにした。


初日2日は、お風呂に入りたくて、市内の銭湯とか、ホテルの日帰り入浴とかを検索したりしたが、銭湯は2件ぐらいしか無く、遠い。


ホテルの日帰り入浴が一番近いけど、業者さんが来たり、ケアマネさんたちとの打ち合わせがあったり、病院に連れて行かなきゃだったりで、時間がない。
何せ車も無いもんだから、移動はバスかタクシー。


夫が風呂に入れない私を心配して、日帰り入浴できるところの情報をくれたが、「そんな時間ないよ〜!お風呂に入ってないことを思い出させないで!」とややキレ気味に返事した。


もうサバイバル状態(泣)


(長くなったので次回で終わりにします)