実家帰省サバイバル その2
(前回より続き)
居間で父と一緒にはTVは視聴できない。(見ることはできるか)
父と一緒にTV を視聴するということは、音量40くらいに耐えなければならない。
頭がガンガンして耐えられるレベルではない。
父は自分一人の時は、ヘッドホンを付けて聴いている。
お風呂も入れないし、TVも視聴できないので、早々に寝室に引きこもった。
頭の中はいろんな事を考えて寝付けなかった。
寝なきゃ、明日は忙しいんだからと、焦ると眠れないもんだ。
でもこういう時、ヨガで覚えた『し屍のポーズ』で呼吸に集中しているうちに眠れたようだ。
呼吸って大切。
こうやって心が乱れた時など、助けられている。
さて、朝から電話かけまくり。
水漏れの件は水道屋さん。
いつも頼んでいる水道屋さんに掛けてみるが、通じず、電話帳、ネットで確認した番号にかけるも「現在おかけになった電話番号は。。。。」って言うアナウンスしか流れない。
この会社、潰れたのか。。。
もうここはパスして、実家の場所から一番近い水道屋さんに電話する。
最初からそうすれば良かったのだが、田舎のしがらみ。
こちらの大変さを訴えて、午後には来てもらえることになった。
あとは、給湯器。
これはガスの元栓を開けてくれた所に電話する。
なんだか来週じゃないとみたいなことを言っていたが「お風呂に入れないんです!」と訴えて、ここも午後に状態を見に来てくれることになった。
これで業者の手配はできた。
家主が古けりゃ、家も古い。
父の循環器系の検診と思いきや、家の循環器系までもやらなきゃならないとは。。。
午前中は父を予約した歯医者さんに連れて行く。
実家の家から2分もかからない場所でありがたい。
でも父と一緒に歩くと、10分以上は掛かる。
やや上り坂ということもあるが、杖をつきながら20メートルもいかない辺りで立ち止まり呼吸を整える。
はぁはぁとかなり辛そうだ。
山登りが趣味だった父の面影はない。
おっとその前にひと騒動。
靴に足が入らない。
浮腫んで足が入らなくなったみたいで、私に履かせてくれと、、、
それでもなかなか入らない、、、
「キツイんじゃないの?大きいのにしたら?」と悪戦苦闘しながら言ってみる。
「大きいと転ぶ。」
それもそうか。。。
「マジックテープとかのにすれば?」
「嫌だ。。。」老人靴のイメージがあるんだろうか、十分老人なのに。。。
そいえば、今回父は何度も言っていた言葉
「俺も、だいぶ歳をとってきたなぁ」
私からすると、何を今更。。。と思うのだが、今回ようやく衰えを感じたようだ。
出来ないことが増えたことを自覚したらしい。
確かに、今回父の衰えをすごく感じた。
でも、それは体の部分だけで、まだ頭ははっきりしているつもり。(これが実に厄介)
「俺は耳が遠いだけだ。」と言っていたが、理解力もだいぶ落ちてきた。
老人施設からの荷物を片付ける時も、下手に動かさず、以前あった場所に戻しておくようにしたにも関わらず、「何処へしまった?」と大騒動。
歯医者予約だって、何度も何度も何度も言って、カレンダーに書いて、よし行く段取り。
大丈夫だろうか。私が居なくなっても一人で行けるだろうか。
心配でケアマネさんに相談したら、病院付き添いのヘルパーさんもあるらしいが、本人は「一人で大丈夫!」と言い切る。
「金がもったいない。」そうだ。そういうところに使わないでどうする!って思うが。。。
こう言う人には、出来ない事を自覚させてからじゃないと無理なのかもしれない。
正直、株もやめて欲しいが、「楽しみだ」と言われたら、取り上げるわけにもいかない。
「株はお前たちに残してやるからな。」と言っているが、あてにはせず、借金を作らなければいいやと思うようにした。
今回もこの辺で。。。(だらだらと長くなって申し訳ない)