二杯目のワイン

60代主婦の日常のつぶやきです。

施設に入った父の様子

shuku

実家の今年95歳になる父は、施設に入っている。


昨年の春までは何とか独り暮らしをしていたが、体力的にもしんどいと感じたのか、自分から施設に入ると決めて、すんなり入所した。


その時は、要介護2だった。
家事も一人で出来ることは出来ていたが、しんどかったんだと思う。


ケアマネさんが、買い物料理が大変なら、そちらをケアしてくれるヘルパーさんをと提案したけど、「いや、老人ホームに世話になる。」と本人からの希望だったので、子としては、親を説得して施設に入所させる事に悩むこともなくすんでありがたかった。


入所した老人ホームは、かなり交通の不便なところ。
だから、すんなり入れたんだけど。。。


バス便はあるにはあるけど、1日3往復あるようだが、使いたい時間帯じゃないので、無いに等しい。
タクシー使えば、実家から往復8000円くらい。
車が無いと、会いにも行けない。
親戚の叔父さん達も高齢化が進んで、みんな免許返納した。


思うように会いにも行けない施設に入った父を思う時、まるで『楢山節考』の映画みたいだと思う。


それでも、この施設はトイレ洗面台付き個室でゆったり出来て、冬季だけお世話になっていたこともあり、施設の人も顔見知りだということもあり、とにかくすぐ入りたかったので、ここに決めた。


面会に行きにくいと言っても、関東圏に住んでいる私達子供達からしたら、そんなに頻繁に行けるわけでもないし、本人が過ごしやすいのが一番だと思ったから納得した。


入所したとはいえ、一人でお風呂に入れて(背中は流してもらうみたい)、食堂にもさっさか歩いて行けて、毎月の入所費も郵便局へ連れて行ってもらって、自分でATMでおろして支払っている。(今のところ、自分でしっかり財布を握っている)


施設からは毎月入所者の近況を伝えるお便りが届く。


この間のお便りで、父がパンツを汚したのを、自分で部屋の洗面台で洗って干していたそうだ。「もうそんなことはしないで、汚れたまま出してくださいと言っておきました。」と書いてあった。


職員さんからしたら当然な事なんだろうけど、なんだか切なくなった。


もし、私がまだ自分で動けるくらいで入所したら、粗相をしたら、私も自分で始末するだろうなぁと思う。
それも出来ないって、どんどん人間としての尊厳を無くされていくようで切ない。


もし、娘の私が実家の近くに住んでいたなら、父は施設には入所しなくても済んだのかもと思ったりもする。


何も手助けが出来ない身として、父の希望をできるだけ叶えて上げたいと思い、月に数回、「〇〇が欲しい、送ってくれ!」と言うものは、送っている。


この間は「さくらんぼが食べたい。」と何度も電話が来たので、仕方なく送ったら、施設の人に注意された「果物は生ものなので、今後送らないでください!」と。。。
それでも、一応父の口に入ったみたいで良かった。