せっかち父と長い夜のお供に読書
同窓会がお開きになり、二次会に移動する人達とは別に、「軽くお茶でも。。。」の誘いに、後ろ髪惹かれる思いだったが、「バスの時刻があるから~。」と懐かしい面々と別れて来た。
実家の父が、私が買ってくる夕飯のお寿司を待っているから。。。
案の定、実家に着いたら、インスタント用の味噌汁用のお湯を沸かしている最中だった。
着いたとたん、買ってきたお寿司を開いて、食べる。
まだ6時前。
私も、せっかちな方だが、父は私に輪をかけてせっかちだ。
そして、年を取ってから、何事も時間早めになってきた。
とてもとても、友達と話が弾んで、遅くなるなるなんて言えない。
言ったところで、耳の遠い父には伝わらない。
6時には、夕飯を食べ終わり、7時にはお風呂も終わっている。
あとは長い夜。
父とは一緒にTVは観れない。
音量の違い。
父は一人で観る時は、イヤホンを付けて観ている。
イヤホン外したら、頭が割れるような音。
普通に同じ場所に居られない。
なので、私は寝室へ退散。
『誘拐ラプソディー』
旅のお供、長い夜に備えて、図書館から借りて来た文庫本(文庫本に限る!)
金無し家無し仕事無しの前科もちのダメ人間の主人公秀吉が、ひょんなことから誘拐するはめになった子どもは、なんとヤクザの組長の息子伝助。
ヤクザのみならず、チャイニーズマフィアにも追いかけられながらも、次第に伝助との友情が芽生えていく。さて、史上最低の誘拐犯秀吉に明日は来るのか!
秀吉と伝助の交流に、笑えてほんわかして、(こういうのハートフルコメディーって言うのかな)ヤクザやチャイニーズマフィアに狙われるところでは、ハラハラドキドキして、舞台が、私のなじみのある地名と言うこともあって、読み進めやすかった。
私は、後味が悪いのは苦手なんだけど、これは希望が持てる終わりだったので良かった👍
映画か2時間ドラマで観たいと思った。
(連続ドラマにしちゃうと中だるみになりそう。。)
っと思ったら、2009年にすでに映画化されていた^^;。
高橋克典主演で。