実家帰省サバイバル その1
一人暮らしの実家の父が、冬の間の期間限定の老人施設入所から帰って来た。
また一人暮らしを始める。
私も4泊5日の予定で実家に父の様子を見に行って来た。
実家に4泊以上の滞在は、母が亡くなった時以来だろうか。
お盆の時期でも3泊ぐらいだ。
この滞在中に、父の病院の付き添い、ケアマネさんたちとのサポート体制の話し合いなど、私なりに予定を組んで臨んだ。
短い滞在で、父の一人暮らしの手助けをしっかりやりたかったから。
そして安心して帰って来たかったから。
それが、全く覆された。
着いて、買って来たお弁当で夕飯を食べ、「じゃあ、お風呂私が洗うね。」と言ったら、
「あ、風呂は使えない。お湯が出ない、壊れたみたいだ。」
「え〜〜!!!、なんでそれを先に言わないの!!」
慌てて給湯器のスイッチを見に言ったら、電気が入らずうんともすんとも言わない。
私は、お産以外で、お風呂(シャワー)に入らなかった日がないくらい風呂好き。
特に湯船に浸かるのが大好きだから、夏でも湯船に入る。
今の若い人が、年中シャワーのみだと聞いただけで、「私には出来ない」と思う。
それが、給湯器が壊れて風呂には入れないなんて、発狂しそうだった(発狂はしませんが。。。)
父は私の帰省した2日前には自宅に戻っているのに、なんの手配もしていない。
せめて私が家に到着したすぐに言ってくれれば、業者さんに連絡できたのに。。。
もう夕方6時過ぎてたら、電話繋がらない。
そして、台所の勝手口から裏の様子を見に行ったら。。。
なんと水漏れ。
シャーシャーという音と、裏庭の土がビチャビチャ状態。
「水漏れしてるよ!気がついてる!?」
「ああ、ガス屋(ガスの元栓開けに来てくれた人)が水漏れしてますよ、って言っていた。」と、のん気に話すではないか!
水漏れの事、お風呂に入れない事と、悶々としながら、その晩は諦めて寝ることにした。
家の中の水漏れなら、水の救急車みたいなとこに連絡するだろうけど、ここは田舎。
もう一晩も二晩も変わりない。
20年以上の給湯器、数年前に父の寿命が先か給湯器の寿命が先かと冗談で言ってたのを思い出した。
冷蔵庫だって、もう死ぬまで買わなくていいと言っていたのに、昨年買い替えた。
「俺はあと2年くらい(の寿命)だ。」と言い続けながら93歳。
いつも面倒を見てくれていた14歳年下の父の弟の方がボケ出して、父の事を気にかけてもらえなくなった。
人は一人では生きられない、長生きとは大変なものだ。
(長くなったので、次回へ)